(受付終了しました)

１　助成の趣旨

　令和４年４月に施行された奈良県の「奈良っ子はぐくみ条例」では、「子どもの成長の可能性を最大限に拡げる」や「子どものはぐくみを社会全体で支える」こと等が基本理念とされ、関係団体等は子どものはぐくみについての理解及び関心を深めるよう努めることとされている。

　このため、本会では、今年度、障害の有無にかかわらず、奈良県のすべての子どもたちが日々喜びや感動にあふれ、こころ豊かに健やかに成長することができるよう「すべての子どものこころとからだはぐくみ遊具・備品購入助成」を実施したが、さらに、社会的養護のもとではぐくまれる子どもたちについても、将来に夢と希望を持ちながら、健やかに成長することができるよう、広域助成とは別枠の特別助成として、「社会的養護の子どもの夢はぐくみ」をテーマとする助成を実施し、奈良県内の社会的養護の子どもをはぐくむ民間施設の活動を支援する。

２　助成対象施設

　・社会的養護の子どもをはぐくむ民間施設

　　児童養護施設、乳児院、母子生活支援施設、自立援助ホーム、ファミリーホーム

　・施設の財務状況を問わず、社会的養護のもとではぐくまれる子どもたちの処遇改善を目的とする特別助

　　成のため、広域助成の対象事業の欠格要件「助成金以外の財源で実施可能と認められる事業」及び「公

　　的な制度の中で運営される社会福祉事業」は適用しない。　

３　助成対象事業　

　助成決定後(令和5年１１月中旬頃)から令和６年３月末までに実施する社会的養護の子どもたちの夢をはぐくむための図書・視聴覚機器・遊具等購入事業。　

①「なら赤い羽根文庫」の整備

　図書（ＤＶＤ、ＣＤ等映像・音楽製品を含む）を購入し、施設内に「なら赤い羽根文庫」コーナーを設置（コーナーに「なら赤い羽根文庫」の表示パネルを設置要）

②視聴覚機器の購入

　プロジェクターやスクリーン、スピーカー等、ＤＶＤやＣＤ等を再生するための映像・音響機器を購入

③上記①②以外で、スポーツやレクリエーション活動に必要な用品（事務用備品を除く）の購入

４　助成限度額

    〇児童養護施設、乳児院、母子生活支援施設   20万円

　 〇自立援助ホーム、ファミリーホーム　10万円

　　購入にあたり配送・設置等に伴う経費が必要な場合は、助成限度額の範囲内で助成対象とする。

５　助成申請方法　

（１）提出書類

　　①様式１「社会的養護の子どもの夢はぐくみ助成申請書」

　　②定款または会則

　　③役職員名簿

　　④団体の広報用の会報・リーフレット 等(活動の概要がわかるもの)

　　⑤令和5年度の事業計画書及び予算書

　　⑥購入物品の名称及び内容が確認できるもの（パンフレットのコピー等）

　　⑦見積書または購入予定額が確認できるもの（上記⑥で確認できる場合は不要）

（２）助成申請受付期間

　　令和５年８月１６日（水）～９月２０日（水）

　　郵送の場合は当日消印有効

（３）提出方法

　上記（１）①様式１はメール送信により、上記（１）②～⑦は郵送により提出すること。

　様式１は、本会のホームページからダウンロード可能

　　　http://nara-akaihane.com/　「助成をうけたい」→「様式ダウンロード」

６　助成決定

・事務局において申請内容を審査(必要に応じ、現地調査やヒアリング等を実施)したうえで、助成案は配分委員会における審議を経て、理事会及び評議員会において決定する。

・助成決定については、令和５年１１月中旬頃までに申請者に通知する。

７　助成決定後の手続き

・助成金は、精算払いとする。

・助成決定団体は、事業終了後１か月以内に所定の完了報告書及び交付請求書を提出し、奈良県共同募

金会が完了報告書を確認のうえ助成額を確定し、助成金を交付する。

・完了報告書及び交付請求書の様式は、助成決定時に示す。

８　助成の取消及び助成金の返還

　奈良県共同募金会　共同募金助成要綱　第16条に該当した場合、助成金の全部又は一部の決定を取消、または返還していただくことがある。

９　その他

　助成決定後、助成団体名・助成内容・活動状況の写真（公表可能な写真データを提供いただく）、及び

助成団体から寄付者に対する感謝のメッセージ等を奈良県共同募金会ホームページ等で公開する。

　また、購入物品には、共同募金からの助成とわかるよう、耐久性のある素材（ラミネート加工したもの等）でその旨を表示すること(詳細については、助成決定通知の際に示す)。